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データ復旧

RAIDハードディスクのデータ復旧

RAIDのハードディスクとは、複数のハードディスクをあたかも1台のハードディスクであるかのように扱うことで、障害に強い構成にしたり、データ保存読み込み(アクセス、ディスクアクセスと呼びます)の高速化を図ったり、その用途は多岐に渡ります。

しかしながら、RAIDの特性を正しく理解しないまま運用しているユーザーや、RAIDが本来目的としている内容を拡大解釈して、販売されている製品が後を絶ちません。

RAIDのハードディスクとは、複数のハードディスクを1台のハードディスクとして使用するものだということを説明したイメージ画像です。

このページではRAID構成とする必要性とデータ復旧に纏わるご説明をしていきたいと思います。

RAIDのハードディスクからのデータ復旧について

当店では、RAIDハードディスクからのデータ復旧も承っておりますが、そもそもRAIDは、その利用目的や、長所、短所をご理解いただき運用されている際は、データ復旧が必要な状態に陥ることはありません。反対に、残念ながらデータ復旧が必要になってしまった状況では、非常に復旧困難ということになり兼ねません。

当店では、どのようなRAIDシステムでも、復旧作業を承ることが可能ですが、RAIDのハードディスクが発生する障害は、データの破損を意味するケースも多く、以下にご説明するようなRAIDの特性により、復旧が難しい状況もございますので、予めご了承ください。

RAID構成の長所と短所

ハードディスクをRAID構成とするということは、冒頭でご説明した通り、2つの目的から生まれています。障害に強い構成にすること、そしてデータの読み書きを高速化することです。それは間違いではありませんが、世間の理解と製造者の見解は、とても一致するとは言えません。

1つ目の目的「障害に強い」は特に大きく誤解、または拡大解釈されています。2つ目の高速化については、高速化があまりにも優先され、システムが複雑化したことによる障害の発生リスクがあります。

どんな製品でも、リスクについては、なるべく表面に出さず、良い点だけをユーザーに伝えることで、1台でも多くの製品を売ることがマーケティングの常識となっていますが、このようなデータを取り扱う製品の製造者として、あまりにも安直で無責任であると感じる点も多々あります。

マーケティングの常識として、良い面だけをユーザーに伝えている製造者のイメージ画像です。

話は違いますが、たばこに「あなたは健康を害するリスクがあります。」とあれだけ大きく書かなければならないならば、RAIDの製品については「この製品はデータを大量に消失するリスクがあります。」と大きく書かなければならないでしょう。

RAID0の長所と短所

RAID0(ストライピングと呼ぶことがあります。)と呼ばれる構成を持つパソコン、サーバ、NASはハードディスク2台を一組として、2台のハードディスクに交互にデータを書き込みます。交互に書き込むことにどのような長所あるかと申しますと、ハードディスクという記憶媒体は、パソコン、サーバ、NASが本来持っているデータ転送速度よりもはるかに低いデータ転送速度しか持っていません。

言うなれば、パソコンはハードディスクのデータ転送速度の遅さに付き合って、その処理を待って動作しているため、パソコンのデータ処理そのものがハードディスクの処理速度の遅さに依存して遅いということになります。

RAID0は2つ以上のハードディスクにデータを交互に書き込みするということを説明したイメージ画像です。

このため、データを大量に、しかも高速に読み書きする用途では、2台のハードディスクを見かけ1台のハードディスクとして扱い、実際には2台のハードディスクに交互にデータを読み書きすることで、パソコンまたはサーバにハードディスクを1台しか搭載いない時よりも、高速にデータを処理することができます。

しかしながら、上記のようなRAID0構成の短所は、1台のハードディスクが故障しただけでも、交互に記録されたデータの片方が完全に失われたことになり、データ復旧は不可能です。ハードディスクが故障する以外にも、RAIDコントローラーが故障することで、データを消失することもありますので、非常にリスクが高い構成と言えます。このような構成は、ユーザーに充分な説明無しにお客様のパソコン、サーバ、NASに搭載されていることがありますので、知らずにご購入され、故障に遭遇した方は誠に不運としか言いようがありません。RAID0構成のハードディスクを導入する際は、下記のような特性を理解しておく必要があります。

長所 ハードディスクへのアクセスが高速である。
短所 障害が発生した際はデータ復旧の可能性は低い。
RAID1の長所と短所

RAID1(ミラーリングと呼ぶことがあります。)という構成はRAID0と異なり、2台一組のハードディスクを1台として扱い、2台のハードディスクに対して、2台とも同じデータを書き込む方式です。RAID1のハードディスクは一見、安全性が高いように見えますが、これは間違いです。

RAID1構成では、1台のハードディスクが故障に至った際に、その故障を即座に察知して、故障したハードディスクを交換するか、1台のハードディスクが故障した際は、システムが動作している間にデータをバックアップするということを想定しています。

RAID1は2つ以上のハードディスクに同じデータを書き込みするということを説明したイメージ画像です。

すなわち、1台のハードディスクが故障しても即座にシステムが停止しない、システムを止めずに対策を講じられるという点がRAID1の長所です。

RAID1のパソコン、サーバ、NASを導入しているユーザーの中で、いったいどのくらいの方が、このような仕様の目的をご存知でしょうか。実態は、その製品を購入した際に製品のうたい文句として書かれている、「RAID1ミラーリングは安心」と言ったような宣伝に騙されています。多くの方は、「1台のハードディスクが故障したら、即座にバックアップを取らなければならない」とは理解していませんから、このようなユーザーは不幸にも、2台目のハードディスクが故障するまで、RAID1の製品を使い続けてしまいます。

また、RAID1構成のハードディスクは、完全なミラーリングを保証している訳ではありません。ミラーリングという言葉だけを聞けば、同じ内容のハードディスクが2台作成されているという誤解を抱きますが、実際にはそのような製品ばかりではありません。RAID1のハードディスクは、2台のうち1台の故障時に動作し続けられれば良いわけですから、1台はまったく未知のファイルシステムでも、メーカーとしてはRAID1の機能を保証していることになります。

このような構成のRAID1システムでは、ミラーリングと呼ばれていても、実は1台目と2台目のハードディスクのファイルシステムは異なり、当店でも未知の(独自の)ファイルシステムからデータを復旧することは実質不可能です。

長所 RAID1はハードディスクの1台が故障しても、システムを停止しないで済む。
短所 ミラーリングはシステムが停止しない事が目的であり、バックアップが取れている わけではない。(RAID1のシステムでも別途バックアップが必要です。)
RAID5ほかソフトウェアRAID、ハードウェアRAIDの長所と短所

RAID5はHDDを3台以上構成し、高速なデータアクセスと耐障害性を両立させたものですが、この構成にも罠があります。RAID5のシステムでは、通常、RAIDカードというインターフェースがパソコン、サーバ、NASに対して、3台以上のハードディスクを1台と偽装して認識させています。

RAID5構成では複雑な制御を行い、3台以上のハードディスクを1台のハードディスクに偽装するために、不意の停電時にデータを保持するメモリを搭載しています。このデータは電池でデータを保持しますが、この電池がくせ者です。

RAID5は3つ以上のハードディスクに交互にデータを書き込みしつつ、他のハードディスクデータのバックアップもとっているということを説明したイメージ画像です。

システムに電源が入っているときはまったく気付くことができませんが、電池は必ず消耗しますので、この消耗に気付かずデータアクセス中に停電が発生すると、復電時にデータが欠損して、あっという間にデータが破損してしまいます。

RAID5に内臓されている電池の消耗により、データが破損してしまうというイメージ画像です。

停電しただけでデータが破損してしまうシステムというのは、いかがな物かと思いますが、残念ながらこのようなRAID構成のシステムも御社に導入されながら、そのような危険、または導入されていること自体に気付くことができません。

その他のRAID構成について

これまで、代表的なRAIDについてご説明しましたが、RAID(RAID0以外)の目的は、パソコン、サーバ、NASなどのシステムが、ハードディスク1台の故障で停止してしまうことを防止することが第一と言えます。また、ハードディスク1台が故障するということは、その他の複数台のハードディスクも寿命を迎えたと考え、すべてのハードディスクを交換し、システムを再構築するか、システム自体を買い換えることを視野に考えなければなりません。

このようにRAIDは、不具合が出たら買い替えを検討しなければならない、リッチなシステムです。再度RAIDを導入するかどうかは、よく検討しなければなりません。

RAIDの目的

本来のRAIDの目的とは、利用中のシステムを停止させないことにあります。(RAID0を除きます。)このため、RAID1以上の構成においては、故障する前の定期的なメンテナンスが重要となってきます。

RAIDシステムに利用されているハードディスクは、一般的なパソコンに搭載されているものと同等のもので、その寿命は3年〜4年程度と考えるべきであり、概ね2年程度でのハードディスク交換を推奨します。

当店【オータムサポート】では、RAID装置のハードディスク交換も承っておりますので、までお気軽にご相談ください。

データ復旧(お持込・宅配便)
デスクトップパソコン データ復旧(外付けHDD、MOを含む)
データ容量コース 復旧対象メディア容量 定額料金 備考
1GBまで 4.3GBまで 6,600円 対面可
40GBまで 80GBまで 17,600円
80GBまで 160GBまで 20,900円
120GBまで 250GBまで 24,200円
250GBまで 320GBまで 30,800円
大容量ハードディスク データ復旧(パソコン内蔵HDD、外付けHDD、形式不問)
データ容量コース 復旧対象メディア容量 定額料金 備考
320GBまで 500GBまで 44,000円
500GBまで 1000GBまで 66,000円
1000GBまで 2000GBまで 88,000円
上限なし 上限なし 99,000円

一般電話の方(フリーダイヤル):0120-581-252 携帯電話の方:03-5812-3221 営業時間:10:00〜19:00(日・祝、夏季休業日、年末年始を除く)

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お持込・宅配便でパソコン修理をご希望のお客様は、下記の住所までご持参、又は送付いただきます様お願い致します。
お電話等でのご予約無しでご来店の場合でも、その場で無料診断を致しておりますので、お気軽にご来店下さい。
※分解が必要な作業などはお預かり(有償)となります。

〒110-0016 東京都台東区台東3-39-4
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